トレカ宅配買取4社の返送料・入金日・18歳未満の条件を規約で比べる
トレカの宅配買取4社の規約を読むと、査定額に納得できずにキャンセルしたときの返送料は、無料の会社から、決まった負担額(60サイズで1,380円から)に送るときの送料まで払う会社まで分かれていました。入金は承諾後「最短翌営業日」から「3営業日以内」、18歳未満の利用は、保護者の同意書で利用できる会社、本人は利用できず保護者の名義で申し込む会社、利用できない会社に分かれます。
この記事は、引退や部屋の整理で手元のカードをまとめて手放したい人と、子どものカードを売るときに手続きをする保護者に向けて書いています。どこに送るかを決める前に分かる条件を、各社の利用規約と公式ページを2026年10月12日に読んで並べました。運営者は古物商の許可を持っていますが、トレカの買取・査定はしていません。各社にカードを送って比べてもいないため、買取額の高い安いや査定の感想は書いていません。この記事に広告リンクはなく、各社へのリンクは公式サイトへの通常のリンクです。
4社の条件を1つの表で見る
表の会社の並びに評価の意味はなく、順位ではありません。4社のほかにカーナベルも調べましたが、10月12日にはこちらから公式サイトの規約ページを読み込めず、原文を確かめられなかったため表に入れていません。
| 条件 | トレトク(株式会社山徳) | ふるいち(株式会社テイツー) | PRICE BASE(株式会社Media Beats) | もえたく!(ネットオフ株式会社) |
|---|---|---|---|---|
| 送るときの送料 | 無料(沖縄・離島は無料の宅配キットが無く、ゆうパックの着払いで送る) | 査定額3,000円以上で無料。3,000円未満は査定額から1,000円を引く | 無料(1箱・100サイズ10kgまで)。返却を求めたときと、買取額が300円未満のときは送料を請求されることがある | 無料(1点から) |
| 申込み時の価格の保証 | 「指定買取」だけ、申込みから5日以内の発送で保証。箱に詰めて送る「まとめ買取」は保証なし | 確認したページに見つからず。査定額の提示後3日間の保証はある | なし(買取表の価格は参考) | 申込みから14日以内の自宅集荷で保証。「買取保証外」と書かれたカードは対象外 |
| 査定後のキャンセルと返送料 | 全品の返却のみ。送料は利用者の負担で、代引きで返送 | 返送を頼める。送料は利用者の負担(着払い) | 「査定結果を確認してから決める」を選んだときだけ返却できる。返送の負担額(60サイズ1,380円から、税込)に、送るときの送料を足した額を払う | 無料。査定額200円以上のカードは1点ずつ返送できる |
| 承諾から入金まで | 原則3営業日以内(振込手数料は会社負担) | 3営業日以内(振込手数料は会社負担) | 3営業日以内。振込事務手数料300円を引く | 最短翌営業日 |
| 値の付かないカード | 処分に同意すれば会社で処分。そのカードだけの返却はできない | 確認したページに見つからず | 処分か返却かを選べる(規約) | 無料で引き取り(処分) |
| 18歳未満 | 保護者買取同意書を同梱すれば利用できる | 利用できない(満18歳以上でも、高校在学中・高校在学年度の人は不可。利用規約 第4条) | 申込みページは保護者の同意書で利用できると案内。規約には未成年者は利用不可の文もある | 18歳未満と高校生は本人では利用できない。保護者の名義で申し込む |
| 古物商許可 | 石川県公安委員会 第511010007835号 | 埼玉県公安委員会 第431100002846号 | 東京都公安委員会 第301082321431号 | 愛知県公安委員会 542782100600 |
出典: 各社の利用規約・買取の案内・よくある質問(2026年10月12日確認)。会社ごとのページは下の各節に書いています。ふるいちの送料と入金は利用規約第8条、トレトクの入金は利用規約第9条・第10条によります。
査定に納得できず返してもらうときの送料
無料
- もえたく!(査定結果の通知後のキャンセル)
利用者の負担
- ふるいち(着払い)
- トレトク(代引き。全品の返却のみ)
- PRICE BASE(60サイズ1,380円からの負担額に、送るときの送料を足す。「かんたん承認」を選ぶと返却できない)
送ったあとで怖いのは「減額」と「返送料」
宅配買取では、申込みのときに見た買取表の価格と、届いたカードを見たあとの査定額が違うことがあります。PRICE BASE・トレトク・もえたく!は、カードの状態によって減額することがあると書いています。トレトクの「指定買取」(売りたいカードを1枚ずつ選んで申し込む方式)は、表示価格を目立った傷や汚れの無い「ランクA」の前提にしていて、それに当たらないカードは減額するか、1枚ずつではなくまとめて値を付ける「まとめ品」として買い取ると案内しています。もえたく!は状態別の査定基準を事前に公開していると書いています。
減額された査定額に納得できないときに、どこまで戻せるかが会社で分かれます。
- もえたく! は、査定結果の通知後のキャンセルと返送料を無料にしています。査定額200円以上のカードは1点ずつ返送でき、200円未満のカードはまとめての返送になります。ただし、申込みで「自動承認」(査定結果を見ずにそのまま振り込む方式)を選んだときと、査定結果を了承したあとは返送できません。
- ふるいち は、査定額を承諾しない場合に返送を頼めます。送料は着払いで利用者の負担です。査定額の通知から7日以上返事をしないと、承諾したものとみなされます(利用規約 第7条・第9条)。
- トレトク は、査定に納得できない場合、全品を返却します。一部だけの買取や返却はできず、返却の送料は利用者の負担で、代引きで送られます(利用規約 第13条・第14条)。返送料の金額は確認したページに書かれていませんでした。
- PRICE BASE は、申込みのときに承諾の方式を選びます。査定後すぐに振り込む「かんたん承認」を選ぶと返却を頼めません。「査定結果を確認してから決める」を選んだときの返送の負担額は、60サイズ1,380円、80サイズ1,680円、100サイズ1,780円、140サイズ2,580円、160サイズ2,780円です(税込、沖縄県は2倍。返送時の負担額)。この負担額に加えて、返却を求めた場合は送るときに会社が払った送料も利用者の負担になると規約に定められています(買受契約規約 第5条・第10条)。
送る前にできるのは、自分の申込み方法で「査定結果を見てから決める」を選べるかと、選んだときに返送料がいくらかかるかを、申込み画面で確かめておくことです。
価格の保証は「いつまでに送るか」で決まる
申込みのときに見た価格がそのまま使われるかは、会社と申込みの種類で違います。
- もえたく! は、申込みから14日以内に自宅集荷を選ぶと、申込み時の価格を保証します。コンビニからの持ち込みは対象外で、200円以上・状態の良い品が対象です。トレカは、相場の変動が大きく商品名に「買取保証外」と書かれたカードを除きます(買取価格保証、よくある質問)。また、トレカだけの申込みは自宅集荷に限るとよくある質問に書かれています。
- トレトク は、カードを1枚ずつ選んで申し込む「指定買取」(遊戯王・ポケモンカード、見積り1,000円以上)だけ、申込みから5日以内に発送すれば申込み時の価格を保証します。箱に詰めて送る「まとめ買取」に保証はありません(買取の案内)。
- ふるいち は、申込み時の価格を保証する案内を確認したページに見つけられませんでした。査定額は、通知した日から3日間保証すると規約に書かれています(利用規約 第6条)。
- PRICE BASE は、買取表の価格を参考の金額とし、その金額での買取を保証しないと書いています。
値の付かないカードと仕分け
大量のノーマルや低レアのカードを、1枚ずつ分ける必要はありません。4社とも、仕分けをせずに送れると案内しています。ふるいちは、スリーブやファイル、ケースに入れたまま、レアリティを分けずに送れると書いています(スリーブ等は返ってきません)。PRICE BASEも仕分けは不要で、値の付かないカードはまとめ品として一緒に査定できるとしています。
値の付かなかったカードの行き先は、次のとおりです。
- もえたく!は、買取対象のジャンルなら値が付かなくても無料で引き取り、処分します。200円以上のカードを「高」と書いた袋に分けておくと1枚ずつ査定され、分けないとまとめて査定されると案内しています。
- トレトクは、処分に同意するか自動承認を選んでいれば、会社で処分します(利用規約 第14条)。返却を希望することもできますが、値の付かなかったカードだけを返してもらうことはできません。
- PRICE BASEは、値の付かなかった品を処分するか返却するかを選べると規約に書いています。
- ふるいちは、値の付かなかったカードの扱いを確認したページに見つけられませんでした。送る前に問い合わせてください。
ふるいちは、未開封の商品と、PSA・BGS・ARSなどの鑑定済みのカードを宅配買取の対象外にしています。鑑定に出したカードがあるときは、送る前に対象かどうかを確かめてください。
18歳未満の子どもが売るとき
民法は、18歳で成年になると定めています(民法 第4条)。18歳未満の人がカードを売るような契約をするには、親などの法定代理人の同意が要り、同意の無い契約は取り消すことができます(同 第5条)。
古物商に対しては、多くの都道府県の条例が18歳未満からの買取を制限しています。たとえば東京都の条例は、古物商が18歳未満の人から古物を買い受けることを禁じたうえで、保護者の委託・同行・同意があると認められるときは適用しないとしています(東京都青少年の健全な育成に関する条例 第15条)。大阪府の条例も、古物商が青少年から古物を買い受けることを禁じ、保護者と同伴する場合や、保護者の委託・承諾があると認められる場合は適用しないとしています(大阪府青少年健全育成条例 第23条)。
そのため各社は、18歳未満の利用に自分の条件を決めています。
18歳未満の子どもがカードを売るときの4社の扱い
- トレトク保護者が記入・捺印した「保護者買取同意書」を品物に同梱すれば利用できる。印刷できなければ手書きでもよい
- ふるいち満18歳以上で、高校在学中でも高校在学年度でもない人だけが利用できる
- PRICE BASE申込みページは同意書を同梱すれば利用できると案内。規約には未成年者は利用不可の文もあるので、送る前に問い合わせる
- もえたく!18歳未満と高校生は本人では利用できない。保護者(親族)の名義で申し込む
トレトクの同意書は、宅配キットを申し込めば同梱されています。自分の箱で送る人が同意書を印刷できないときは、手書きで作れます。手書きの場合は、保護者の氏名・続柄・住所・電話番号と捺印、子ども本人の氏名・生年月日を書くよう案内しています(よくある質問)。もえたく!の規約には「18歳未満(および高校生)の方はご利用いただけません」とあり、保護者から申し込むよう求めています(利用規約 第18条)。よくある質問も、保護者(親族)の名義での申込みを案内しています。PRICE BASEは、買受契約規約第14条1項が利用できない場合として「未成年者である場合」と「法定代理人の同意等を得ていなかった場合」を並べていて、申込みページの「保護者の同意が必要です」との関係が規約からは読み取れません。送る前に問い合わせて確かめてください。
本人確認書類と振込先の名義
古物商は、カードを買い取るときに、原則として相手の住所・氏名・職業・年齢を確かめなければなりません(古物営業法 第15条)。対価の総額が1万円未満の取引などは法律上の確認が不要とされていますが(同条第2項、施行規則 第16条)、4社はいずれも規約や案内で本人確認の手続きを定めています。宅配買取では書類を窓口で見せられないため、法律の施行規則が定める方法で確かめます(古物営業法施行規則 第15条)。各社で使える書類と出し方は次のとおりです。
| 会社 | 使える主な書類 | 出し方と注意 |
|---|---|---|
| トレトク | 本人確認の方法によって変わる(マイナンバーの通知カードは使えない) | 査定額1万円以上の買取など、規約第5条が定める取引で、4つの方法から行う。年齢が分かる書類は全員に求める。撮影用のツール、マイナンバーカードの公的個人認証、集荷先の住所と口座名義が一致する書類、転送不可の簡易書留が届いたかの確認 |
| ふるいち | 運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、在留カードなど | 査定額の承諾のときに出す。買取の案内は使える書類をこれらに限り、学生証と健康保険証は一覧に無い。振込先の口座名義は書類の氏名と一致させる |
| PRICE BASE | 運転免許証、マイナンバーカード(表面)(よくある質問) | 申込み後のメールで出し方が案内される。住所あてに本人確認用のはがきが届くことがある |
| もえたく! | 運転免許証、マイナンバーカードなど | スマホで撮ってWebから出す。コピーの同梱は不要。書類の住所と今の住所が一致している必要がある。学生証は使えない |
どの会社も、本人確認書類の住所と、カードを送る住所、振込先の口座名義がそろっていないと手続きが止まることがあります。引っ越したばかりで書類の住所が古いときや、実家から送るときは、申込みの前にそろえておいてください。
送る前の確かめ方
最後に、どの会社に送るとしても、申込みの前に見ておく順番をまとめます。
カードを送る前に確かめること
- 18歳未満かどうか子どものカードなら、その会社が利用できるか、同意書が要るかを先に見る
- 承諾の方式「査定結果を確認してから決める」を選べるか。自動承認だと返してもらえない
- 返送料キャンセルしたときに誰がいくら払うか
- 価格の保証申込みから何日以内に送れば、申込み時の価格になるか
- 本人確認と口座書類の住所・送る住所・口座の名義がそろっているか
規約は改定されることがあります。この記事の内容は2026年10月12日に読んだものなので、送る前に各社の最新の規約を確かめてください。